オタワ・トロント・モントリオール・・・? ついつい間違えてしまうカナダ東部の都市についてまとめました
つい間違えやすいカナダ東部の4つの都市
カナダ東部にある大都市は西から東にトロント、オタワ、モントリオール、ケベックシティの順に並んでいます。さて、この中でカナダの首都はどれでしょうか? あるいはカナダ最大の都市はどれでしょうか? 筆者はこれらの都市の特徴や位置がよくごっちゃになってしまいます。そこでカナダ東部の都市についてまとめてみました。
トロントとオタワはオンタリオ州にあり、モントリオールとケベックシティはケベック州にあります。それでは早速これらの都市を州ごとに見ていきましょう。
オンタリオ州(Ontario)
オンタリオ州はカナダ全体の3分の1以上にあたる1,500万人程度の人口を有し、カナダの経済と政治の中心となっています。
トロント(Toronto)
トロントはカナダ最大の都市で、カナダ最大の金融センターとなっています。オンタリオ湖の北西岸に位置しその都市的地域人口は約650万人です。CNタワーがトロントのランドマークとなっています。
オタワ(Ottawa)
オタワはカナダの首都で、オタワ川に面しています。オタワ川はオンタリオ州とケベック州の境を流れセントローレンス川に合流する川です。オタワは1857年にヴィクトリア女王によって首都に選ばれたそうです。オタワはオタワ川の対岸にあるガティノ―(Gatineau)などを含めて都市圏を形成し、この都市圏の人口はおよそ140万人です。
ケベック州(Quebec)
ケベック州の人口は850万人程度です。人口の4分の3以上の住民がフランス語を第一言語としており、フランス文化の影響が強い地域です。
モントリオール(Montreal)
モントリオールはケベック州最大の都市でカナダ第2位の都市でもあります。モントリオールの都市的地域人口はおよそ430万人です。モントリオールはそのヨーロッパのような街並みから「北米のパリ」(the Paris of North America)と呼ばれることもあるようです。
ケベックシティ(Quebec City)
ケベックシティはセントローレンス川に面したケベック州の州都です。ケベックシティの都市的地域人口は82万人です。ここの旧市街は「ケベック旧市街の歴史地区」として世界遺産に登録されています。
まとめ
以上をまとめると下の表のようになります。
州 | 都市 | 特徴 |
---|---|---|
オンタリオ州 | トロント | オンタリオ州の州都、カナダ最大の都市 |
オタワ | カナダの首都 | |
ケベック州 | モントリオール | カナダ第2位の都市、ケベック州最大の都市 |
ケベックシティ | ケベック州の州都 |
間違えやすいカナダ東部の4都市のまとめはいかがでしたでしょうか。「百聞は一見に如かず」なのでいつか実際にこれらの4都市に行ってみたいものですね。
なお本記事はカナダ政府公式サイトのCanada’s Regionsというページを参考にしました。また都市的地域人口についてはカナダ統計局のPopulation estimates, July 1, by census metropolitan area and census agglomeration, 2016 boundariesを、州の人口についてはカナダ統計局のPopulation estimates, quarterlyを参考にしています。